明延鉱山周辺で鉱物探し!水晶・蛍石・黄銅鉱・班銅鉱に出会えた!


子どもは夏休み真っ只中!久しぶりに石探しに行ってきたよ。

ほ〜!石探しは子どもも楽しめるし、自由研究にもピッタリだね。鉱石たちに出会えたかな?

鉱山跡地周辺での石探しは初めてで、情報もあまりなかったけど周辺を探索。。。光る石たちに出会えたよ〜!紹介するね。
兵庫県養父市にある 明延鉱山 は、かつて日本有数の鉱山として知られ、銅や錫を中心に採掘されていました。
現在は閉山していますが、その周辺には鉱物の痕跡が今も残っており、鉱物ファンにとっては魅力的なスポットです。
今まで鉱山周辺には行ったことがなく、どの辺りで見つけられるかまずは検索!
いくつかのブログからどんなものが見つけられるかは分かったけれど、具体的な場所は不明・・・。とりあえず現地行ってみよう!ワクワク!

中瀬鉱山ではなく…明延鉱山で発見
実は最初に、近くということもあり金がとれた場所として有名な中瀬鉱山の方へ。周辺を歩いてみたのですが、思うように鉱物を見つけられず…。(私たち家族はかなりのど素人)
車で移動すること15分。明延鉱山周辺のあちらこちらを探してみると、キラリと光る石たちに出会えました。
今回は興味本位で行ったので、かなりの軽装。
子どもも探せるような、山を登らない・掘らない・安全な石探しの旅です。
見つけられたのはこんな石たち

まずはこちら。母岩となる石英の左側に柱状に成長した水晶があります。もう少し近寄ってみよう。

うん。キレイ!もう少し洗浄するとさらにキレイになるかな。
これは、大きめの石英を主人がハンマーで割ったらこんな風になっていました。
お次はこちら。キラキラ一際目立つ黄銅鉱(パイライト)です。
沢山の石たちに目を向けて歩いていると、すぐに飛び込んできました。黄銅鉱2cmくらいのものはあちこちに転がっていました。

特にこの2つは全体的に黄金に光ってます。質感は真鍮のような感じで黄色です。
はじめは金?なんて思いましたが、本を調べると黄銅鉱の可能性が高いです。

これは足元にある石たちを拡大撮影したものですが、本当に沢山落ちてる。
山の中に入らないといけないかなと思いましたが、平面で見つけられるいいスポットを見つけました。


上の2枚は斑銅鉱。銅の硫化鉱物で酸化するとこのように虹色に変化するんだそう。
これまた実物を見るとよりキレイな鉱石ですね。
娘も次から次に見つけられるものだからウキウキなご様子。家族3人、時間を忘れて石探しに没頭しました。
お次はこちら。初めて手に入れた蛍石(フローライト)!
拾った時は、石英だなくらいにしか思っておらず、持ち帰り。
帰ってから、石の本を見ながら持ち帰った石たちを調べていて、ダメもとで石たちにネイル用のUVライトを当ててみたところ、2個も青く光る石が!


蛍石ゲットです!これは楽しい趣味として、不定期に山や河原に行くほどハマりそうです。
明延鉱山周辺での鉱物探しのコツ
実際に歩いて感じた「鉱物を見つけやすいポイント」(お手軽バージョン)をまとめてみました。
- 沢や小さな支流をよく観察する
水の流れによって石英や鉱物片が運ばれてきます。 - 舗装されていない石が沢山落ちている場所で石英を探す
透明度があれば水晶、紫色ならアメジストの可能性。
石英は白いのでじーっと探していると目立って分かります。 - 鉱山跡地周辺の露頭(岩が見えている場所)や地面
石英を見つけられれば、鉱物に出会えるチャンス大。

まずはバーっと見ていると、白っぽい石を見つけてください。石英の可能性が高いからです。見つけたらよーく観察して。大きめのものなら割ってみると空洞があってそこに水晶がある場合があります。
それから、石英がすこーし紫がかっていると紫水晶かも?です。ぜひ石英探しをしてみてください。
必要な道具
- 軍手や園芸用グローブ(手を保護するため)
- 小さなハンマーとタガネ(割る場合に使用)
- 持ち帰り用の袋やケース
今回は、落ちているものを拾えたらいいなという位だったので、必要最低限でも十分楽しめました。

服装は、帽子・長ズボン・長靴。そして日焼け対策をしよう!
まとめ
明延鉱山周辺は、車を駐車場に停めた場所からすぐのような場所でも、水晶や蛍石に出会うことが出来ました。色々な鉱物採集ブログやYouTubeでは山の中に入っていくようなものしか見ていなかったので、思いのほか気軽に見つけることができて大喜び!
山に入ればもっとディープな場所があるんだろうけど。
次はさらに大きな結晶を狙って、また足を運んでみたいと思います。
鉱物探しは、まさに自然との対話。興味のある方はぜひ安全に楽しんでみてくださいね。